2016年7月1日 / ヒルクライム
開催日は梅雨の時期ど真ん中。雨が降ると心配していたが無事に開催。ツールド美ヶ原といえば序盤の激坂。松本で開かれる乗鞍に次ぐ大きなヒルクライムレース。今年の参加者は1700人。登録地は長野からが一番多く、次に東京、埼玉、神奈川と関東圏が多い。他のレースと違い16歳~25歳の部が存在する。人数が少なくロード経験者が少ないカテゴリー。美ヶ原はカテゴリー上位6位までが表彰台に上ることができる。130人中6位。前回のハルヒルは惜しくもない18位。6位なら表彰台届きそうだと気合を入れて挑んだ。
ツールド美ヶ原前日
山の神 行って必勝祈願(;´・ω・)
実家(長野)に泊まり、いざツールド美ヶ原集合地点へ。
前日は雨がパラパラと降り試走参加者はほとんどいなかった。自分は実家の周りをぐるぐるウォーミングアップして当日に備える。ツールド美ヶ原会場でバイクランチ店主、鈴木雷太さんのヒルクライム講座をやっていた。忙しかったのでちょろっと見て帰ってしまった。もう少し見たかった(/ω\)。
ツールド美ヶ原スタート
梅雨が嘘のように晴れた。なんとレースが行われる日曜日だけ晴れる展開。俺って晴れ男なのかな(*´ω`)。アナウンスでは微風でタイム更新に適した天候になったらしい。頂上はガスと風がきつめだそうです。試走をしていない自分はガスが多いと言われてもよく意味が分からなかったので聞き逃していた。走ってから意味が分かることになる。
松本市民の方々に応援されながらレースがスタート。スタート直後、道が狭くなり最初の難関となる激坂を迎える。前回のレース風景を動画で見た俺はこの区間をスルスル抜けたかったので、右側から高強度で踏んだ。激坂途中でスタートから飛ばしたと思われる学生が脚をつく、巻き添えで止まる(笑)。激坂の途中で止まったせいで再スタートが大きく遅れる。ギアを一番軽くしてクリートはめ直す。後ろは更に渋滞状態。
8km地点から周りにいた同番号選手が少なくなっていく。先頭集団の学生たちがまだ姿を現さない。少し焦りあるものの脚を溜めながら走る。キャノンデール乗りと高崎経済大学の選手が途中で合流。抜きつ抜かれつを繰り返す。平地ゾーンでは自分の方が速いが斜度が上がる場面で2選手に追いつかれる。周りは吐息が荒く走っている。心拍なら圧倒的に分があるように感じたが、前半の激坂で乳酸が溜めてしまい脚が重たい。たち漕ぎをすればすぐに失速してしまいシッティングに頼った走行をする。
残り3km。まだ先頭集団が見えない。終盤は長い平地と最後に上りを迎える。頂上付近はアナウンス通りガスで視界が狭い。上りと平地のインターバルのようなコースで脚の疲労はすでに限界。残りの平地に全ての脚を使った。ガスでよく見えない上に横風がきつい。平地ゾーンは下りで時速60km以上出していたので正直怖かった。高い集中力とローハイトのホイールに助けてもらった。最後の上りで誰も後ろから着いてこないと思った。思ったよ…次の瞬間、高碕経済大学の選手にあっさりパスされる。最後の200mで完全に置いて行かれた。俺にはもう脚はなかった…。ゴール。
高崎経済大学の彼と写真撮ってもらった。自分の胸元空いてるのはいつものこと。暑かったんだよ(笑)。
結果 8位/120人中
レース前は調子に乗ってたけど表彰台はそんなに甘いものではなかった。1位と3位が松本の現役高校生。先頭集団は表彰台に上がれる6人が残っていた。俺も大学の彼も悔しいけど表彰台圏外。6位とはたったの2分差…その2分が遠く遠く感じた。
ほとんど練習していない俺が8位になれたんだ。練習すれば確実にタイムは縮められる。自宅の周りに練習する場所がないがローラーがある。もっともっと速くならなければいけない。